③緩い砂質地盤での沈埋函トンネル耐震設計
新潟みなとトンネルは、砂質地盤に建設される日本で初めての沈埋トンネルであることから、地震時の挙動と設計法及び耐久性設計が技術課題となりました。設計上の対策は以下のとおりです。
1.大きな断面力・変位が発生する緩い砂地盤での安全性を重視した耐震設計
- 変位追従性を向上したゴムガスケット及び連結ケーブルによる可とう性継手の適用
- トンネルの安全性確認のための動的地盤応答解析には、八戸波(225gal)、神戸ポートアイランド波(717gal)を適用
2.安定した性能を発揮させる耐久性設計
- 低発熱型コンクリート配合による温度ひび割れ対策の適用
- 鉄筋応力度制限とトンネル軸方向プレストレス導入によるひび割れ制御の適用
- 防水鋼板、防水シートによる防水対策の適用
国土交通省北陸地方整備局新潟港湾空港技術調査事務所
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