港湾施設 防波堤、岸壁、臨港道路〔富山新港東西線・新潟みなとトンネル〕
港湾施設の設計
港には、船舶の荷役作業や旅客の乗降を安全かつ効率的に行うための、さまざまな施設があります。外海の波を防ぐ「防波堤」、船舶が航行・停泊するための「航路」や「泊地」、船舶を係留し荷役作業を行う「岸壁」、貨物を取り扱う荷さばき施設や保管する倉庫、また、この貨物を搬入出する「臨港道路」です。
当事務所では、これらのうち防波堤、岸壁、臨港道路などの設計を行っています。
防波堤
防波堤は港内の静穏を維持し、荷役の円滑化や船舶の航行安全などを目的としています。 設計では、各港の潮位や波浪、水深や地盤の状態などを考慮して、適切な構造を採用しています。
岸壁
岸壁は船舶を安全に係留し荷役作業を行う施設で、接岸される船の大きさ、貨物の種類や地盤の条件などを考慮して設計されます。
特に近年、船舶の大型化にも対応した岸壁や、地震が発生した場合にも救援物資の荷役が可能である耐震強化岸壁などの利用形態にあわせた設計を行っています。
臨港道路〔富山新港東西線・新潟みなとトンネル〕
陸と海の接点である港は、たくさんの人や貨物が出入りします。
臨港道路とは、港とその背後にある地域とを結び、 人や貨物の往来を円滑にするための道路です。
臨港道路は、地形・気象・海象などの自然条件や港湾とその背後地域の交通状況を考慮して、 通行する車両が安全で円滑に利用できるよう設計されます。