新潟港湾空港技術調査事務所

English

新潟港湾空港技術調査事務所

新潟港湾空港技術調査事務所

大型浚渫兼油回収船「白山」の整備 港湾業務艇の建造・メンテナンス 軟衝撃グラブ 異型ブロック撤去技術

異型ブロック撤去技術

異型ブロック撤去技術

 港湾の防波堤や海岸の前面には、膨大な数の異型(消波)ブロックが据えられています。
 近年、港湾・海岸の再開発や沖合展開に伴って、大量の異型ブロックを撤去する必要が生じています。当事務所では、今までのように作業員や潜水士がブロック上で危険な玉掛け作業を行うことなく、安全かつ効率よくブロックをつかむことのできる撤去装置を開発しました。
 エンドレスチェーンによりブロックを締め付ける「チェーン式」と6本のアームでブロックをつかむ「グラブ式」の2方式を開発しています。

開発年度

昭和62年度〜平成7年度

チェーン式については、東亜建設工業(株)との共同開発
 グラブ式については、日本テトラポット(株)(現:(株)テトラ)、
 五洋建設(株)との共同開発

撤去装置設計の基本方針

  • 海上、水中で使用できること
  • 安全であること
  • 操作が容易であること
  • ブロックつかみ効率の良いこと
  • 保守が容易であること
  • 耐久性に優れていること
  • 安価であること
  • 軽量・小型であること

主要目及び外形図

(1)チェーン式異型ブロック撤去装置
 型式:油圧駆動チェーン式
 主要寸法:3,070×2,140×1,355mm
 重量:約3.6t
 主構造材質:SUS316L
 定格荷重:5.75t(6.3t型ブロック1個相当)
 油圧ユニット
 ・常用圧力:13.7MPa
 ・油槽:約400リットル
 ・電動機:AC7.5kW
 操作盤:1式

主要目及び外形図

(2) グラブ式異型ブロック撤去装置
〔※プロトタイプ機〕

型式:油圧駆動グラブ式
全高:4,850mm
直径:Φ2,400mm
最大径:Φ3,200mm
アーム数:大アーム3本 小アーム3本
重量:約8.5t
定格荷重:5.75t(6.3t型ブロック1個相当)
油圧ユニット
・常用圧力:10.8MPa
・油槽:約1.000リットル
・電動機:AC45kW×2台
操作盤:1式

主要目及び外形図
sp sp

異型ブロック撤去装置開発の効果 〜施工の合理化〜

 両方式ともに簡易で堅牢な構造のため、過酷な条件の海上工事に適用することができます。簡単な「遠隔操作」と上記の構造により、「安全性」が著しく向上するとともに、人力に頼る方法より「効率」が向上しています。
 また、ブロック上における玉掛け等の人力作業が不要となるなど、「省力化」が可能です。さらに、「チェーン式」は、各種有脚ブロックの撤去工事への適用等「汎用性」があります。


sp
sp